どう見ても、よくある庶民的な大衆居酒屋なのだが、入ってみると意外に個性的なのが、神保町と水道橋にある「酔の助(よのすけ)」だ。どちらも店内は貼り紙だらけでなんともにぎやか!

昨日訪れた水道橋店は、JR水道橋駅の西口改札を出て左に進み、マクドナルドの角を左折したすぐ左側。駅から数10秒という近さだ。

店内はけっこう広いのだが、大小さまざまなスペースに区分けされている。そのどれもが古い洋画のモノクロ・ポスターだらけ。エリザベス・テーラー、オードリー・ヘプバーン、マリリン・モンロー、ジェームズ・ディーン…。
BGMも古いシャンソンというのが珍しい。店自体の古さもあって、年配の客には懐かしさを感じさせるような雰囲気だ。

もちろん、お酒や肴の短冊も所狭しと貼られている。目を引くのは、その銘柄と値段だ。
十四代・吟撰(890円)、醸し人九平次・純米吟醸(590円)、黒龍・純米吟醸(600円)、獺祭・純米大吟醸本生(590円)、田酒・純米(680円)、磯自慢・特別本醸造(650円)、飛露喜・特別純米(580円)、王禄・純米超辛口(580円)…など、約20種類(上記は日替わり銘柄)。

日本酒はいずれも升に入れたグラスで提供され、量はたっぷり1合ある。
これは、普通の(立ち飲みではない)居酒屋としては、都心最安の部類に入る価格ではなかろうか?
奥で注いだ升を持ってきてくれるので、瓶は見られないのだが、味は間違いない。
24年(水道橋店は22年)の老舗だけあって、よほどいい酒屋さんと懇意にしているものと見受けられる。

日本酒だけではない。焼酎なら、杜氏潤平(600円)、伊佐美(680円)、村尾(850円)、魔王(850円)、百年の孤独(870円)、森伊蔵(1,200円)…
ビールは、アサヒ・スーパードライ中生(330円)、ホルステンプレミアム(330ml・560円)、バスペールエール(330ml・560円)、ヒューガルデン(330ml・620円)、グロールシュ(473ml・730円)。
ワインもカルベセレクション、ピースポーター、ルフィーノキャンティ、ラロッシュシャブリ…など。
要するに、どんなお酒も数は程々だが、質の良いものがちゃんと置かれているのだ。

料理も大衆居酒屋らしいく、幅広いメニューを手頃な価格で揃えている。ほうれん草のおひたし(280円)から刺身3点盛り(840円)まで、どれもきちんとしていて、いい加減なものは出てこない。おすすめは、水道橋店オリジナルの「ガンダーラ古代岩塩のプレーンピザ(580円)」らしいが、昨日は1人だったのでこれは試せなかった。

ホームページもあって、店内の様子や、定番メニューを確認できる。店が広いので宴会にも対応でき、手軽に美酒を楽しむには打ってつけの大衆居酒屋だ。

→酔の助
http://www.yonosuke.jp/pc/index.html